6.アンケート調査からわかったこと
本アンケート調査によって以下のことが明らかになりました。
- 1999年から2000年の方が、2000年から2001年よりワクワクドキドキする人が7割を占め、西暦2000年(ミレニアム)という、1000年に一度の出来事の大きさが明らかになりました。
- 1999年から2000年は動的に盛り上がり、2000年から2001年は静的に人類について考えようといった傾向がみられました。
- 西暦2000年、年間を通じて人類にとって意義のあるイベントなどがあってもよいという意見も多く、2000年をテーマにした博覧会などがあれば行ってみたいという意見もみられました。
- 「世紀越えを特別なものと考えていない」といった意見も5%程度よせられ、単なる大騒ぎはやめてほしいといった意見も多くみられました。
- 世紀越えを家族や恋人、並びに友人などと過ごしたい人が8割以上を占めるなど、”ハレ”の場として”世紀越え”を捉えている人が圧倒的に多いことがわかりました。
- 世紀越えの過ごし方の意向は、世代間でかなりの格差が見られました。若年層は、”カウントダウン”などで盛り上がることを希望し、高齢層は”人類における意義”を大切にする傾向がありました。また、世紀越えの過ごし方として、様々な意見が寄せられましたが、”世紀越え”は人によってその過ごし方やそれに対する考え方などにかなりの違いが見られました。特に、40代と50代の男性に「世紀越えは単なる通過点である」という意見が多くみられました。
- 世紀越えを過ごしたい場所として自宅が4割を占めており、茶の間でテレビなどをみて歴史的瞬間を実感したいとする人が多いことがわかりました。
- 世紀越えを過ごしたい場所として、海外や国内観光地は各世代共通に人気がありました。
- 世紀越えイベントや世紀越えビジネスの提案としては、”カウントダウン”や”花火”などといったセレモニー的なものも多かったのですが、”年間を通じて意義あることをしたい”といった提案も目立ちました。また、「世紀越えを商品として扱うことに対して疑問を感じる」といった意見もありました。
- 世紀末現象としては、現在、噴出している様々なスキャンダルをあげる人が目立ちました。また、個人的な問題を切々と訴える人も多く、世紀越えを「恋人と」過ごしたいとする回答者には世紀末に関する興味がない人が相対的に多いなど、世紀末現象に対する認識は個々人の日常生活に大きく影響をうけるものであることが明らかになりました。
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