「1999年から2000年の方が、2000年から2001年よりワクワクドキドキする」 という回答が7割以上を占めました。
「あなたは、1999年から2000年と2000年から2001年の内、どちらの世紀越えにワクワク ドキドキしますか」という問いに対して、「1999年から2000年にワクワクドキドキする」という 回答が、733件で73%となり、「2000年から2001年にワクワクドキドキする」の237件で 24%を大きく上回りました。
「1999年から2000年にワクワクドキドキする」と回答した人の中には、「21世紀への移行が 2001年であるが、2000年の方が劇的である」というコメントをしたうえで、2000年には ゼロが3つ並ぶこと、1000年に一度であることなどを理由にあげる人が多くみられました。
一方、「どちらでもない」(無回答を含む)とする回答も38件で4%程度ありました。 これらの「どちらでもない」という回答の中には、「どちらにもワクワクドキドキしない」 というコメントがつけられているものもあることから、”世紀越え”という出来事を特別な ものと考えていない回答が多く含まれていると考えられます。
ちなみに、本アンケートでは、”世紀越えとは何か”について、コメントをひかえたため、
「暦のうえでは、1999年〜2000年は世紀越えではない」といったご指摘が数件ありました。
表1:どちらにワクワクドキドキするか(件数・割合)
1999年から2000年は動的に盛り上がり、2000年から2001年は静的に人類について 考えようといった傾向がみられました。また、年間を通じて意義のあるイベントなどをしてもよい のではないかといった意見もありました。
「1999年から2000年の方がワクワクドキドキする」人は、恋人と過ごしたい人の割合が18% (2000年〜2001年が16%)、友人と過ごしたい人の割合が16%(同7%)とそれぞれ多く、 また、街の人気スポットで過ごしたい人の割合も1999年から2000年は6%(同3%)、 レストランで過ごしたい人の割合も3%(同1%)となっており、1999年から2000年には 動的に盛り上がることを望む傾向がありました。
一方、「2000年から2001年の方がワクワクドキドキする」人は、自宅で過ごしたい人の割合が 46%で1999年から2000年の40%を上回るなど、静的に過ごしたいという傾向が見られました。
また、世紀越えイベントや世紀越えビジネスに関する意見の記述欄でも、同様の傾向が見られ、 1999年から2000年をあげた人は「パーッと盛り上がりたい」といった意見が多く寄せられ、 一方、2000年から2001年をあげた人は「祭り騒ぎだけでなく、20世紀を振り返り、 21世紀をよりよい時代にするようみんなで考えたい」などといったものが多くみられました。
さらには、本アンケートでは、”世紀越えとは何か”に関するコメントをひかえたため、 「普段の正月は2週間程度で盛り上がりは終わるが、年間を通じて意義あるイベントなどをしてもよい のではないか。」といった意見もみられました。
表2:1999年〜2000年、2000年〜2001年の歴史的瞬間をそれぞれ誰と過ごしたいか(件数)
表3:1999年〜2000年、2000年〜2001年の歴史的瞬間をそれぞれ誰と過ごしたいか(割合)
表4:1999年〜2000年、2000年〜2001年の歴史的瞬間をそれぞれどこで過ごしたいか(件数)
表5:1999年〜2000年、2000年〜2001年の歴史的瞬間をそれぞれどこで過ごしたいか(割合)
「どちらでもない」(無回答を含む)という回答も4%あり、それらの回答者には、世紀越えを何とも思わないというコメントもみられました。
「1999年から2000年、2000年から2001年のどちらでもない」(無回答を含む)という回答の割合も4%ありました。これらの回答の中には、「関心がない」、「”世紀越え”を特別なものと考えていない」といったコメントも多くみられました。
また、「どちらでもない」の回答者は、世紀越えを「仕事仲間と過ごしたい」という回答の割合が11%(1999年〜2000年、2000年〜2001年は共に2%)と非常に高く、普段のままであるという意識が強いことがわかります。